自業自得。とは
99%ではなく、「100%自分の問題」ということは、
同僚がミスをして一緒に叱られても、
見ず知らずの人に突然言いがかりを付けられても、
地球の裏側で何かの悲惨な事件が起きても、
0.1%も例外なく、それは誰かのせいではなく
「自分」の問題ということになる。
自分が見たり聞いたり、目の前で起こった
あらゆる問題は、全て自分自身の問題であって、
例外はないということなのだ。
確かに、故意であれ過失であれ自分がやった事に
対しては、「自分の問題」と簡単に受け止められるが、
自分以外の人がやった事に対しても
「あなたの問題です」と言われれば、
普通の人は納得が出来ないだろう。
自業自得。とは
「何があっても自分が悪い」と受け止める
ということではない。
それではむしろ自分を責めることで、
新たな業を生んでしまう。
そうではなくて、「そのように思ってしまう
ことにこそ、そこに自分の問題が示されている」
ということを言いたいのだ。
ものの見方や捉え方は100%、
それを受ける側の主観でしかないのです。
自分の目の前に現れた事象は、その事象そのものだけでは
意味を持たず、それを見て受け止めている本人の心が
反応しているに過ぎない、ということなのだ。
そしてその反応は、本人の過去の記憶、業・カルマが
影響を与え、感情を引き出している。
あなたの目や耳などの五官を通して
何かの出来事を認識した時、
あなたの心の中でどのような反応をしたのか、
というところに「自分の問題」が示されている。
「問題」とはつまり、自分の課題であったり、
自分の役割の方向性を指し示すものであったり、
今の自分にとって
必要な“何か”を自分に教えてくれる、
「本当の自分」からの「メッセージ」ということなのだ。
魂が自分の進化のために設定した課題を学ぶために、
最も相応しい環境を現象化しているのだと。
どんな事があっても何もかも自分が責任を背負い、
「自分がやればいい」と思うことだけが答えではない。